「AIチャットボットを作ってみたい」「ChatGPTを自分の業務フローに組み込みたい」そんな方にピッタリなのが、n8nとChatGPT(OpenAI API)の連携です。
この記事では、プログラミング不要で約30分でAIチャットボットを構築する方法を解説します。
筆者がこのワークフローを初めて作った時、APIキーの取得から完成まで実際に25分で終わりました。正直「え、もう動くの?」と拍子抜けするほどあっけなくて、思わず椅子の上でガッツポーズしてしまいました。「AIを業務に組み込む」なんて大企業のエンジニアがやることだと思い込んでいた自分が、ノーコードで同じことを実現できた——あの瞬間の興奮と自信は、今の自動化ライフの原点です。
完成イメージ
今回作るのは以下のワークフローです。
Webhook(チャットUI)→ OpenAI(ChatGPT)→ レスポンス返却
ユーザーがメッセージを送ると、ChatGPTが回答を生成し、リアルタイムで応答するチャットボットです。さらに応用として、会話履歴の保持や社内FAQデータの参照も実装します。

事前準備
必要なもの
- n8n(セルフホスト版 or クラウド版)
- OpenAI APIキー(platform.openai.com で取得)
- APIキーの利用料金:1回のやり取りで約0.1〜0.5円(GPT-4o-miniの場合)
OpenAI APIキーの取得方法
- OpenAIの開発者プラットフォームにアクセス
- アカウント作成またはログイン
- 左メニュー「API keys」→「Create new secret key」をクリック
- 生成されたキーを安全な場所にコピー(一度しか表示されません)
- 「Billing」で支払い方法を設定(前払い制、最低$5〜)

Step 1:Webhookトリガーの設定
チャットボットへの入力を受け取るWebhookを設定します。
- n8nで新しいワークフローを作成
- Webhookノードを追加
- HTTP Methodを「POST」に設定
- 「Respond」を「Using Respond to Webhook Node」に変更
- Webhook URLをコピーしておく

Step 2:OpenAIノードの設定
ChatGPTとの通信を行うOpenAIノードを設定します。
- OpenAIノード(Chat Modelタイプ)を追加
- Resource: Message a Model
- Model: gpt-4o-mini(コスパ重視)または gpt-4o(高品質)
- System Message: 「あなたは親切で丁寧な日本語のアシスタントです。簡潔かつ正確に回答してください。」
- User Message: Webhookから受け取ったメッセージを設定
APIキーの登録
OpenAIノードの「Credential」セクションで新しい認証情報を追加します。取得したAPIキーを入力し、名前をつけて保存します。

Step 3:レスポンスの返却
- Respond to Webhookノードを追加
- Response BodyにJSON形式で回答を設定
- Content-Typeを「application/json」に設定
これで基本的なチャットボットのバックエンドは完成です。
Step 4:動作テスト
ワークフローを有効化(Active: ON)にしたら、curlコマンドで動作テストしてみましょう。
curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d '{"message": "n8nとは何ですか?"}' https://your-n8n-url/webhook/chatbotChatGPTからの回答がJSON形式で返ってくれば成功です!
応用①:会話履歴を保持する
基本版では毎回リセットされますが、会話の文脈を維持したい場合は、n8nの「Code」ノードやデータベースを使って会話履歴を管理します。Webhook受信時にセッションIDを取得し、過去のやり取りをデータベース(Supabase、PostgreSQL等)から読み出して、OpenAIノードのmessages配列に追加します。これにより「前の質問を覚えている」自然な会話が可能になります。
応用②:社内FAQデータを参照させる(RAG)
社内のFAQドキュメントやマニュアルをベクトルデータベース(Pinecone、Qdrant等)に格納し、ユーザーの質問に関連する情報を検索してからChatGPTに渡すRAG(Retrieval-Augmented Generation)パターンも構築できます。n8nにはVector Storeノードが用意されているため、RAGパイプラインもノーコードで構築可能です。
コスト試算
| モデル | 入力コスト | 出力コスト | 1回の目安 |
|---|---|---|---|
| gpt-4o-mini | $0.15/100万トークン | $0.60/100万トークン | 約0.1円 |
| gpt-4o | $2.50/100万トークン | $10.00/100万トークン | 約1.5円 |
個人利用やスモールビジネスなら、gpt-4o-miniで月数百円程度で運用可能です。
まとめ
n8nとChatGPT APIの連携で、プログラミング不要のAIチャットボットが30分で構築できました。Webhookでリクエストを受け取り、OpenAIで回答を生成し、レスポンスを返す。この3ステップの基本パターンは、あらゆるAI活用に応用できます。



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