「会議の議事録、毎回まとめるのが大変…」そんな悩みをClaude API × n8nで解決します。この記事では、音声文字起こしデータや会議メモから、AIが自動で要約を生成するワークフローを構築します。
筆者は実際にこのワークフローを週3回の定例ミーティングに導入し、議事録作成にかかる時間を1回あたり30分→5分に短縮できました。
完成イメージ
Googleドキュメント(議事録メモ)→ n8n → Claude API(要約)→ Slack投稿 + Notion保存
会議後にGoogleドキュメントに雑なメモを残すだけで、Claudeが構造化された議事録を生成し、SlackとNotionに自動投稿します。

なぜChatGPTではなくClaudeを使うのか
| 項目 | Claude 3.5 Sonnet | GPT-4o |
|---|---|---|
| 長文の理解力 | ◎(200Kトークン対応) | ○(128Kトークン) |
| 日本語の自然さ | ◎ | ○ |
| 構造化出力 | ◎(指示通りのフォーマット) | ○ |
| APIコスト | $3/$15 per 1Mトークン | $2.5/$10 per 1Mトークン |
| 議事録向き | ★★★ | ★★☆ |
議事録は長文になりがちなので、長文処理に強いClaudeが適しています。また、指示通りのフォーマットで出力する精度が高く、後処理が不要な点も大きなメリットです。
事前準備
- n8n(セルフホスト版 or クラウド版)
- Anthropic APIキー(console.anthropic.com で取得)
- Googleアカウント(ドキュメント用)
- Slackワークスペース / Notion(任意)
Anthropic APIキーの取得
- Anthropic Consoleにアカウント作成
- 「API Keys」→「Create Key」でキーを生成
- 支払い方法を設定(クレジット前払い制)
Step 1:トリガーの設定
2つのトリガー方法があります。
方法A:手動トリガー(Webhook) 会議後にSlackコマンド「/summarize」で手動起動。シンプルで確実。
方法B:自動トリガー(Google Drive Trigger) 特定フォルダのドキュメントが更新されたら自動起動。完全自動化向き。
今回は方法Bで構築します。Google Drive Triggerノードを追加し、議事録フォルダを監視対象に設定します。
Step 2:ドキュメント内容の取得
Google Docsノードでドキュメントの本文を取得します。OAuth2認証で接続し、トリガーから渡されたファイルIDを使って内容を読み取ります。
Step 3:Claude APIで要約生成
HTTP RequestノードでAnthropic APIを呼び出します。
URLを https://api.anthropic.com/v1/messages に設定し、ヘッダーにAPIキーとバージョンを追加。リクエストボディのsystemプロンプトには「あなたは議事録を構造化する専門家です。以下の会議メモを読み、決定事項・アクションアイテム・次回までのTODO・議論のポイントに分類して日本語で要約してください」と設定します。
modelは「claude-3-5-sonnet-latest」を指定し、max_tokensは4096に設定します。

Step 4:Slackに投稿
Slackノードで議事録要約を該当チャンネルに投稿します。フォーマット例:
📋 議事録要約(2/15 定例MTG)
■ 決定事項:新機能のリリース日を3/1に確定
■ アクション:田中さんがデザイン修正を2/20までに完了
■ 次回TODO:QAテスト結果のレビュー
Step 5:Notionに保存(オプション)
Notionノードで議事録データベースに自動保存します。日付・参加者・要約・元ドキュメントURLをプロパティにマッピング。会議の記録が自動的にNotionに蓄積されていきます。
プロンプトエンジニアリングのコツ
出力フォーマットを明示する:「以下のJSON形式で出力してください」と指定すると後処理が楽になります。
コンテキストを与える:「これは週次の開発チーム定例会議のメモです」のように背景情報を追加すると要約精度が向上します。
不要な情報を除外する:「雑談や関係ない話題は省略してください」と明示するとノイズが減ります。
まとめ
Claude API × n8nで、議事録の自動要約ワークフローを構築しました。会議メモを書くだけでAIが構造化された要約を生成し、SlackとNotionに自動共有。チーム全体の情報共有スピードが劇的に向上します。
まとめ:AIに「作業」を、人間に「思考」を
このワークフローを導入して最も感動したのは、議事録作成という「やらなきゃいけないけど、やりたくない」作業から解放されたことです。正直、会議直後の疲れた状態で要点をまとめるのは拷問に近かった。今はAIが即座に要約してくれるので、会議後は「次のアクション」にすぐ集中できます。この精神的な解放感は、時間の削減以上に大きなメリットでした。



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